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この度は、ちゃむうセッションの初となる1stアルバム『Wordless Songs』をお買い上げいただき、誠にありがとうございました!!メンバー共々感謝申し上げます。

さて、このページに辿り着いたあなたはすごい!!

なぜならこのページは、今回お買い上げ頂いたCDの帯にあるQRコードからしか来れないサイトなのです(笑)

ここではこのCDのいろんな秘話をお話していけたらと思います。さらに『Wordless Songs』の曲が好きになって頂けましたら幸いです。

​ちゃむうセッション

ちゃむうセッションについて by 村山 宏行

「歌のない音楽なんてつまらない」、「難しそう」、「敷居が高い」といった、インストゥルメンタル音楽にしばしば付き纏うマイナスイメージを払拭したいとは、ジャズやフュージョン等を演奏している際には常に考えていました。

SWEET SOULERという自身のバンド(現在活動休止中)でも、その理想をベースにしながら演奏し楽曲を作っていましたが、このちゃむうセッションではさらにその理念を押し進めて、「ミリオンヒットを飛ばすようなポップスにも負けないくらいの曲を楽器だけで表現したい」、「歌がないポップスという世界を普及させたい」と思うようになりました。

 

ケロケロちゃむから、「サックスをメインにしたバンドをやりたい」という提案というか相談(?)を受け、始めのうちは手っ取り早くカヴァーばっかりやって楽しんでいたのですが、やはりバンドのキャラクター・アイデンティティを固めるにはオリジナル楽曲は不可欠。

そこでいくつか僕の曲をライブで披露してみたところ、嬉しいことにお客様から好評を得て、僕を始めとするメンバー達も、お客様が求める「ちゃむうセッション像」と聴いていただいたオリジナル曲達が、そう遠くないところにあると実感するに至りました。

 

シンプルに、心地良く、かつ底の浅さを感じさせない本格的な演奏と楽曲を、このバンドでは追求しているつもりです。

ケロケロちゃむのキュートでコケティッシュなキャラクターと相俟って、他にはない、幅広い層に普遍的に支持されるインストバンドでありたいと思っています。

ちゃむうセッションについて
アルバム「Wordless Songs」制作について

アルバム「Wordless Songs」制作について by 村山 宏行

「Authentic」という僕の好きな英単語があって、「正統な」とか「本物の」という意味の形容詞なのですが、今回のアルバムは「Authentic Music」を地で行くような作品だと思っています。

強い個性で目立つよりも、正統に真っすぐに音楽を作って評価される方が実は遥かに難しく、特に今は「正統」で「真っすぐ」なものが軽んじられ、「オリジナリティ」や「ユニーク」といった価値観が過剰に受ける時代でもあるので、尚のことです。

しかし、正統な作品の完成度を高めれば、きっとそれは「普通の究極形」として必ず支持されるものと信じて、Authenticを貫こうと決めて作られたのが今回の収録曲達であり、この「Wordless Songs」というアルバムです。

演奏テクやアレンジ偏重にならず、あくまでメロディという素材を重視した、正統派のインストミュージックが出揃ったのではないでしょうか。

 

元々サックスリードでなんかやってみようよ!くらいの軽いノリで始まったバンドなので、当初はこれほど手の込んだ音源を作ることなど全く想像していませんでしたが、昨年(2016年)の夏に初めてちゃむうセッション用の曲として「虹の向こう側」を作った時に、この曲のサウンドイメージを軸として「このバンドでCDを作りたい」と漠然と思うようになりました。

本格的にレコーディングの話が進みだしたのは2017年に入ってからになりますが、このバンドでの作曲を主に担当している僕が打ち込みで楽曲のデモを作るところから基本的にはスタートとなります。

セッションしながらアレンジを組み上げていくという時間が物理的になかなか取れないメンバー達なので、このデモはかなり本格的に作ります(レコーディングエンジニアさんにも「こんな感じで作って」と言えるので結果的には楽が出来る手法なんですよ)。

 

レコーディングは高円寺のスタジオで行いましたが、ドラム・ベース・キーボードをまず同時に録り、そのベーシックトラックにギター、サックスの順に録音していきました。

かなりのテイク数がかさんだ曲もありそこは反省材料ですが、ミックスやエディットはかなり追い込んでぬかりなくやったつもりです。

アコースティックな編成のバンドですが、音にはそれなりの迫力が欲しく、かつポップで軽やかな要素も損ないたくないという難しい要望に、エンジニアの原澤さんが見事に応えてくれました。

楽曲そのものはもちろんですが、「音」のクオリティにも是非注目していただきたいところです。

「虹の向こう側」 解説

2016年8月に荻窪のライブハウスのピアノをぽろぽろと触っていたら出来た曲。
この曲の作曲当時、私は大病を患い入院を経た直後で、図らずも自らの死生感が反映された曲になっています。
人は誰しも死に対して憧れや畏敬の念が少なからずあるはずで、生と死の境界線を比喩的に虹と表現し、死の向こう側=あの世を夢想しながら着想したメロディであるため、虹の向こう側というタイトルを付けました。
いきさつこそ若干不気味ではありますが、仕上がってみれば爽快なドライブミュージック。
意外と音楽ってそういうもので、最初の発想と着地点がガラリと変わることも多いのですが、出来上がった楽曲をどう楽しむかは聴いてくださる方々次第ですから、いきさつなど本当はどうでもいいんですけどね。
このメロディをサンバのリズムに乗せた時、「これは華のある曲になる」、「ちゃむうセッションの代名詞と言える曲になる」と思いました。

「虹の向こう側」について
「Blue Holiday」について

「Blue Holiday」 解説

タイトル通り「憂鬱な休日」で、思いっきりそのイメージ通りの曲調になっていて作った本人も笑っちゃうくらいです。
設定としては、不倫中の妻子ある男が、愛人と会えない休日に悶々としてるみたいな、そんな妄想があるのですが、心当たりのある方は胸を痛めながら聴いてください(笑)。
サウンドとしてはザ・歌謡曲といった感じで、僕の音楽のルーツのひとつ。

「EL TITON」について

「EL TITON」 解説

何も考えず何をイメージすることもなくただ生まれただけのメロディで、故に何も書きようがありません(笑)。
タイトルすら付けられず、結局No Titleを逆さから読んでみて…。
ポピュラーミュージックなんてそんな大袈裟な思想など必要なくて、こういうさらっと流れて消えていくような曲があってもいいと思うし、むしろこの手の曲を作るのが一番得意かも知れません。

「Existence」について

「Existence」 解説

2007年に葵さんという女性シンガーさんに詞曲を提供したもので、ここにも如実に「死」という概念が漂っています。
Existenceとは、存在価値みたいな日本語が当てられるのですが、「私この世にいる価値ない鬱だ死のう」みたいな時に、神様が「いやあなたはひとりじゃない。あなたを必要としてる人も、あなたを生き甲斐としている人もいるよ」と諭してる、そんな曲です。
つまりこの曲は神が作った曲、神の啓示ということになるわけですな(笑)。
ただ、あまりにもメロディがドラマチックすぎて今の自分が聴くと恥ずかしいレベルで、ぶっちゃけあまり自分から好んで聴きたい曲ではありません。
皆さんには気に入っていただければ何よりですが…。

「青空の下で」 解説

楽曲自体のレビューはCDジャケットで髙橋君がたくさん書いてくれたのでここでは割愛しますが、アルバム中唯一の僕以外のメンバーによる作品であり、アルバムのハイライトとなるような曲でもあると思っています。かねてから他のメンバーにも曲を書いてほしいと思っていて、メンバーにもそう言っていたのですが、髙橋君がこのストック曲のデモを聴かせてくれて、「これは絶対収録すべき!」と思いました。自動伴奏アプリとギター演奏の1コーラスのデモでしたが、翌日にはアレンジと打ち込みが難なく出来上がりました。素材がいいと、アレンジは苦にならないという好例ですね。髙橋君もレビューで書いてましたが、多くの方に愛される楽曲であってほしいと願っています。

「青空の下で」について

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